6月1日午後、静岡県教育会館すんぷらーざで、2024年度 定期総会を開きました。
汗ばむような陽気の中、意欲的なサークル代表者たちが集いました。最初に小川理事長は、創立時から平和を希求する鑑賞団体として、世界で続く戦争や日本政府の平和に対する変化への憂いを強調されました。そして全会員が運動理念を理解し行動すれば必ず、静岡市民劇場は再び多くの仲間を迎え年間6例会を維持できると鼓舞されました。総会には多くの創造団体から励ましと叱咤のメッセージが、県内の鑑賞会からは「共に頑張ろう」というメッセージが届いています。
議案は、昨年11月に就任した大塩事務局長から、一昨年度までとは違った新しい取り組みとそれに伴う活動の変化を報告、鈴木前事務局長からアートキャラバン事業の恩恵を受けた決算報告があり、今年度の活動計画に対しては会員から意欲的な意見が出され、積極的な討議の上ですべて拍手で承認されました。
今回は4年振りにゲストを招きました。俳優座の小泉将臣さんで、京都の撮影所から駆けつけて総会の最初から参加してくださいました。高橋克典さん似のイケメンで、総会後の講演会では小泉さんが第一声を発したとたん、「良い声」という囁きが聞こえました。俳優座のこと、来年の例会『猫、獅子になる』の裏話、ご自身が俳優になるきっかけである高倉健さんとお父様との関わりなど、たっぷりと語っていただきました。
最後には恒例である例会団体のサイン色紙の抽選会、外れた方対象に小泉さんのサイン色紙が3名に当たるという大きなおまけもあり、「市民劇場ならではの総会と講演会」を無事終了しました。